みちくさ植物園 春編#05
ムラサキハナナ
菜の花が咲く頃に見かける、同じアブラナ科の紫の花がムラサキハナナです。別名はショカツサイ、オオアラセイトウ、ハナダイコン。知り合いでダイコンパナと呼んでいる人もいました。春になると色々な場所で見ることが出来ると思います。電車に乗って外を見ていると線路の脇などで咲いている姿が目に入ってきます。この花については、昔に花の名前をめぐって新聞上で論争になったことがあったらしく、この花に強い興味をもった細川呉港さんが調べ上げた渾身のドキュメンタリー本「紫の花伝書」がもの凄く面白いです。日本に伝わった5つのルートの話、探していた投書者本人との出会いも心に沁みます。
モンシロチョウはアブラナ科のこの花の葉っぱが大好物